「Javaプログラミングを勉強したいけど、時間がない」「独学でも大丈夫?」そんな悩みを抱えているあなたに。
7日間でJavaの基本をマスターするモデルプランを作成しました。
Javaは企業の基幹システムから、Androidアプリ開発まで、幅広い分野で活躍できる汎用性の高い言語。確かに初学者には敷居が高く感じられるかもしれませんが、この記事の学習プランに沿って着実に進めば、初心者でも気軽に始められるはずです。
1.JDKのインストールと設定
Java Development Kit (JDK)は、Javaプログラムを開発するために必要なツールキットです。以下に、Windows環境でのJDKのインストールと設定方法を説明します。
JDKのダウンロード
- Oracleの公式サイトにアクセスします。
- 使用しているOSに対応するJDKを選択し、ダウンロードします。
JDKのインストール
- ダウンロードしたインストーラーを実行します。
- インストールウィザードに従い、インストール先を指定します。特に変更がなければ、デフォルトのままで問題ありません。
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックして終了します。
環境変数の設定
JDKをインストールした後、環境変数を設定する必要があります。
JAVA_HOMEの設定
- 「スタート」メニューから「システム環境変数の編集」を検索して開きます。
- 「環境変数」ボタンをクリックします。
- 「システム環境変数」の「新規」ボタンをクリックし、変数名に
JAVA_HOME
、変数値にJDKのインストールパス(例:C:\Program Files\Java\jdk-11.0.2
)を入力します。
Pathの設定
- 同じ「環境変数」ウィンドウで、「システム環境変数」の「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
- 「新規」ボタンをクリックし、
%JAVA_HOME%\bin
を追加します。
設定の確認
- コマンドプロンプトを開きます。
java -version
と入力し、Javaのバージョンが表示されることを確認します。javac -version
と入力し、Javaコンパイラのバージョンが表示されることを確認します。
これで、JDKのインストールと設定が完了です。
2. 開発環境の構築
以下に、初心者におすすめのJava開発環境を2つ挙げ、それぞれの特徴を簡単にまとめました。
開発環境 | 特徴 |
---|---|
Eclipse | 無料で利用できる統合開発環境(IDE)。豊富なプラグインがあり、Java以外の言語にも対応。初心者でも使いやすいインターフェース。 |
NetBeans | 無料でオープンソースの統合開発環境。Javaの標準IDEとして広く使われており、GUIデザインツールも内蔵。 |
どちらも無料で使え定評があります、私はEclipseを使用しています。
次にEclipseのインストール方法を紹介します。
3.Eclipseのインストール方法
ダウンロード
- Eclipseの公式サイトにアクセスします。
- 「Download」ボタンをクリックして、インストーラーをダウンロードします。
インストール
- ダウンロードしたインストーラーを実行します。
- インストールウィザードに従い、インストール先を指定します。特に変更がなければ、デフォルトのままで問題ありません。
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックして終了します。
環境変数の設定(必要に応じて)
- 「スタート」メニューから「システム環境変数の編集」を検索して開きます。
- 「環境変数」ボタンをクリックします。
- 「システム環境変数」の「新規」ボタンをクリックし、変数名に
JAVA_HOME
、変数値にJDKのインストールパス(例:C:\Program Files\Java\jdk-11.0.2
)を入力します。 - 「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
- 「新規」ボタンをクリックし、
%JAVA_HOME%\bin
を追加します。
Eclipseの起動
- インストールが完了したら、Eclipseを起動します。
- 初回起動時にワークスペースの場所を指定します。デフォルトのままで問題ありません。
これでEclipseのインストールと設定が完了です。
4. 1~2日目:Javaの基本文法を理解する
まず初めにJavaの基本文法を理解しましょう。これらのキーワードを意識して学習を進めます。
- データ型
- 演算子
- 制御構文
- クラスとオブジェクト
以下にJavaの基礎が無料で学べるサイトを紹介します。
1. Progate
特徴: Progateは、初心者向けのプログラミング学習サイトで、スライド形式のレッスンを通じてJavaの基本文法を学ぶことができます。環境構築が不要で、ブラウザ上でコードを実行できるため、手軽に始められます。詳細はこちら。
2. Codecademy
特徴: Codecademyは、インタラクティブなレッスンを提供する学習サイトで、Javaの基本文法を実践的に学ぶことができます。無料で利用できるコースも充実しており、ステップバイステップで進められるため、初心者にも優しいです。詳細はこちら。
3. paizaラーニング
特徴: paizaラーニングは、動画を見ながら学べるプログラミング学習サイトです。Javaの基本文法を学ぶためのコースが用意されており、実際のコードを書きながら学習を進めることができます。詳細はこちら。
4. ドットインストール
特徴: ドットインストールは、3分動画で学べるプログラミング学習サイトです。Javaの基本文法を短時間で効率よく学ぶことができ、初心者にとって非常に分かりやすい内容となっています。詳細はこちら。
4. 3日目:基本的なプロジェクトに取り組む
コマンドラインで入力と出力を行うアプリを作ってみます。
具体的には次のようなアプリを作成してみます。
- 電卓アプリ: 基本的な四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)を行う電卓を作成します。ユーザーから入力を受け取り、結果を表示するシンプルなアプリです。
- TODOリスト: ユーザーがタスクを追加、表示、削除できるシンプルなTODOリストアプリを作成します。リストの管理方法を学ぶのに役立ちます。
- 数当てゲーム: コンピュータがランダムに選んだ数をユーザーが当てるゲームです。ヒントを出しながらユーザーに数を当てさせることで、ループや条件分岐の練習になります。
- テキストベースの冒険ゲーム: ユーザーが選択肢を選んで進むシンプルなテキストベースの冒険ゲームを作成します。ストーリーを作りながら、条件分岐やループの使い方を学べます。
- 単語カウンター: ユーザーが入力した文章の単語数をカウントするアプリです。文字列操作の練習に最適です。
5. 4~5日目:GUIアプリに挑戦
簡単なGUIアプリを作ってみましょう。
個人的には電卓がおすすめです。
- メモ帳アプリ: テキストを入力、保存、読み込みができるシンプルなメモ帳アプリを作成します。基本的なファイル操作やテキスト編集の機能を学ぶのに最適です。
- 電卓アプリ: 基本的な四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)を行う電卓を作成します。ボタンの配置やイベント処理の練習になります。
- 画像ビューア: 画像ファイルを開いて表示するシンプルな画像ビューアを作成します。ファイル選択ダイアログや画像の表示方法を学ぶことができます。
6. 6~7日目:webアプリに挑戦
webベースの簡単なアプリを作ってみましょう
題材は下記のようなものが適しています。
- ランダム占い: ユーザーがボタンをクリックすると、ランダムな占いを生成して表示するアプリです。リストを用意しておき、ランダムに選ぶだけなので簡単です。
- クイズアプリ: 簡単なクイズを出題し、ユーザーが答えを入力するアプリです。正解かどうかを判定して結果を表示します
- 天気情報表示アプリ: 少し難しいですが、外部の天気APIを利用して、ユーザーが指定した場所の天気情報を表示するアプリです。APIの使い方を学ぶのに役立ちます。
まとめ
7日間でJAVAを学ぶロードマップを示しました。
もちろん7日で完璧にマスターできるものではありません。
いきなり壮大なアプリケーションを作ろうとせず、簡単なアプリから順番に作っていってください。
途中紹介した学習サイトに題材があります、必ず自分の手を動かして作ってみてください。
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